給付のしくみ
年金・一時金のしくみ
給付の種類
- 電機年金基金の給付には、老齢給付金(年金)・脱退一時金・遺族給付金(一時金)の3種類があります。
- 老齢給付金は、全部または一部を一時金で受け取ることもできます。
受給要件 | |
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老齢給付金 (年金または 一時金) |
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脱退一時金 |
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遺族給付金 (一時金) |
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※資格喪失とは…退職または65歳到達など、加入者でなくなること。
■老齢給付金(年金)の受給方法に関する選択肢
受給形態 |
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受給期間 |
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加入者期間と受けられる給付
- 企業年金基金の加入者は、加入者期間や年齢などの受給要件を満たしたときに、それぞれの給付が受けられます。
- 老齢給付金は全部または一部を一時金として受け取ることもできます。
年金・一時金の給付額
- 電機年金基金の年金制度は、「キャッシュバランスプラン(変動利率制)」というしくみで設計されています。
- キャッシュバランスプランは、加入者ごとに「仮想の口座勘定」(仮想個人勘定)を設定し、この口座に元本と利息を積み立てて給付原資とする元利合計型の制度です。
- この利率は、国債金利連動で定められ、年金額や一時金額も国債金利に応じて変動します。
- 電機年金基金では年1回、事業所を通じて「仮想個人勘定残高のお知らせ」をお渡しし、加入者に3月末時点の仮想個人勘定残高をお知らせします。
■給付額の算定
仮想個人勘定残高 = 元本分累計 + 指標利率による利息額累計 |
年金額 | = | 仮想個人勘定残高* | ÷ | 選択受給期間に応じた別表第1の率 |
脱退一時金額 | = | 仮想個人勘定残高 |
年金に代えて受け取る 脱退一時金額 |
= | 年金額 | × | 残余支給期間に応じた 別表第2の率 |
× | 選択割合 |
*一部を一時金で受け取る場合は、100%から一時金の選択割合を控除した割合を乗じた額となります。
■別表第1 選択受給期間別年金現価率
5年 | 4.704 |
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10年 | 8.861 |
15年 | 12.536 |
20年 | 15.784 |
■別表第2 残余支給期間別乗率
残余支給期間 | 乗率 |
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20年 | 15.784 |
19 | 15.166 |
18 | 14.533 |
17 | 13.884 |
16 | 13.218 |
15 | 12.536 |
14 | 11.837 |
残余支給期間 | 乗率 |
---|---|
13年 | 11.120 |
12 | 10.386 |
11 | 9.633 |
10 | 8.861 |
9 | 8.071 |
8 | 7.260 |
7 | 6.429 |
残余支給期間 | 乗率 |
---|---|
6年 | 5.577 |
5 | 4.704 |
4 | 3.809 |
3 | 2.892 |
2 | 1.952 |
1 | 0.988 |
0 | 0.000 |
※残余支給期間に1年未満の端数月がある場合の乗率は、次の算式により計算し、小数点以下第4位を四捨五入するものとする。
A年Bヵ月の乗率=A年の乗率+{(A+1)年の乗率-A年の乗率}×B/12
■選択割合ごとの給付金額例 仮想個人勘定残高2,000,000円の場合
(単位:円)
選択割合 | 全額年金で受給 | 一時金25% 年金75% |
一時金50% 年金50% |
一時金75% 年金25% |
全額一時金で受給 | ||
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一時金額 | ─ | 500,000 | 1,000,000 | 1,500,000 | 2,000,000 | ||
年金額 | 受給期間 | 5年 | 425,200 | 318,900 | 212,600 | 106,300 | ─ |
10年 | 225,800 | 169,300 | 112,900 | 56,500 | |||
15年 | 159,600 | 119,700 | 79,800 | 39,900 | |||
20年 | 126,800 | 95,100 | 63,400 | 31,700 |
※年金額・一時金額の100円未満の端数は切り上げます。